悪戦苦闘の教習日記(3/24)
通った教習所の施設&カリキュラム
私が通った教習所は、建物が本館と二輪棟に分かれていて、教習コースも二輪特有の課題が、「準二輪コース」として4輪とはセパレートされている教習所です。課題とは、一本橋・S字・クランク・スラローム・急制動・波状路です。坂道発進は4輪のコースと共通です。二輪棟は車庫やプロテクター倉庫、二輪用のシミュレータ教室などがあり、二輪教習生専用の待合室から課題コース全景が眺められます。待合室にはバイク雑誌やバイク店・用品店のチラシなども置いてあります。
私はいつも予約した時間の30分前には着くようにして、待合室から課題コースをずっと眺めていました。最初はただ漫然と見ていただけでしたが、だんだんと「スラロームではあそこでアクセル吹かすのか」とか「クランクのとき顔の向きはどうか」など、自分の教習に役立てるような視点で、見るようになりました。もちろん検定用のコース図も掲示されていて、それらを頭に入れる場所でもありました。
教習所のカリキュラム時間は規則により第一段階:5時限、第二段階:7時限ですが、ネットを見る限りでは、教習所によっては5時限・7時限の中で内容が微妙に異なるようです。私が消化したカリキュラムは、あくまでも私の場合ですが、だいたい以下の通りです。このあとの教習日記を読む際のご参考にしてください。
【第一段階】
1時限:オートバイの取扱い、コース周回
2時限:S字・クランク・一本橋
3時限:スラローム
4時限:大型スクーター体験
5時限:第一段階のみきわめ
【第二段階】
1時限:急制動
2時限:波状路
3時限:コース走行他
4時限:回避走行
5時限:シミュレーター
6時限:コース走行他
7時限:第二段階のみきわめ
以上はあくまでもその時限の主な課題であって、たとえば第二段階2時限のメインは波状路ですが、一本橋もスラロームも後半でやったりします。検定コースは、「1番コース」と「2番コース」の2種類が設定されています。
教習開始の前には90分程度の入所式があり、予約の方法やルール、服装など二輪教習の注意事項、最近の交通事故の傾向や件数などのお話をいただき、適性検査も受検します。さすがに周りの教習生は、大学生とおぼしき方ばかり。オジサンである私は、うつむき加減で受講しました。
さて次回からは教習の日記です。回の最後に「修了」と「復習」のどちらかを記載しますが、「復習」とはもちろん「ハンコは押せません」「もう1回やりましょうね」という意味です。